ワードエクセルが快適に動くパソコンのメモリとストレージ容量は?【2024年最新】

公開日:2021年10月25日 / 最終更新日:2024年1月8日

ワード・エクセルくらいが快適に動くスペックは・・・?

ワードエクセルが快適に動くパソコンのメモリとストレージ容量は?

こんにちは。渋谷パソコン修理ジェット便の石松です。私はよく「ワード・エクセル(Microsoft Office)が快適に動く最低限のパソコンの容量はどれくらいですか?」という質問をいただきます。そうした質問をいただいた際に、考え方は色々ありますが、2022年くらいまでは、「メモリ8GB、SSD256GBくらいのスペックです」と答えていました。メモリもSSDもどちらも、単位がギガなのでややこしいですが、おおざっぱに、メモリはアプリやウインドウを開いておける容量SSDはデータを保存できる容量です。

メモリ(RAM)・・・アプリやウインドウを開いておける作業場のようなもの。容量が大きいとアプリやウインドウをたくさん開いても処理落ちしない。例えばGoogle Chromeで開いているタブが多いとリアルタイムに使用容量がどんどん増えていきます。メモリ(RAM)のノートパソコンの搭載容量ですと4GB~32GBであることが多いです。

SSD(ソリッドステートドライブ)・・・データを保存できる媒体です。昔はハードディスクが主流でしたが、最近はSSDが主流です。この容量が動画や音楽などのデータを保存できる限界値になります。SSDのノートパソコンの搭載量ですと128GB~2TBが多いです。最近は8TBなどもありますがまだまだ高額です。iPhoneなどのスマホで128GBなどと言っている部分がこれに当たります。ハードディスクとの違いを例えるならば、ハードディスクは円盤と針があるレコードのような物、SSDはデジカメのSDカードのような物です。SSDは、高速で壊れにくいのが特徴です。

パソコンは安くなったので、10万円以内でもオフィスワークに満足できるパソコンは購入できます

今は数年前に比べてSSDが大変安くなりました。一昔前はまだまだ高価だったので、SSDよりもハードディスクを搭載したパソコンが多かったですが、今はSSD搭載パソコンが増えています。SSDはハードディスクよりもスピードが10倍から100倍速いです。メモリ8GB、SSD256GBという条件を満たすパソコンは安くて5万円台くらいから、メモリ16GB、SSD512GBという条件を満たすパソコンは6万円台から購入できます。(2024年1月現在)

↓6万円台でメモリ16GB、SSD512GB搭載のパソコンが買えます。
ThinkBook 14 Gen 6 AMD
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さて、逆に5万以内ですと、メモリ4GB、SSD128GBなどのノートパソコンが選択肢としてあります。中にはメモリ4GB、SSD64GBというものも・・・。が、これらはあまりオススメできません。というかメモリ4GB、SSD128GBのパソコンは絶対に買ってはいけません。理由は、ワード・エクセル(Microsoft Office)を開いただけでも重くなってしまうことや、保存容量の半分ほどがOSやアプリケーションで使われてしまって、実際に保存できる容量が思ったよりも少なくなってしまうからです。SSD容量128GBのパソコンを買っても、もし、ワード・エクセル(Microsoft Office)の他に、AdobeのPhotoshopやillustratorなどを一式入れると、実際に保存で使える容量は10GB以下になってしまうなんてこともあります。

エクセル・Chromeにメモリ8GB、SSD256GBのスペックはそろそろきつい、2024年はメモリ16GB、SSD500GB以上!

最低限メモリ8GB、SSD256GBは確保しましょう、2023年以降はメモリ16GB、SSD500GB

パソコンでなにかしら作業をする上で、最低限必要なスペックはメモリ8GB、SSD256GBです。これ以下だと、ワード・エクセルどころか、ブラウジング(ChromeやEdge)もきついでしょう。理想はメモリ16GB、SSDは500GBまたは1TBです。これくらいのスペックがあれば、ワード・エクセル、Google Chromeなどのブラウザ閲覧、Youtube再生などの日常的な使用で困ることはほとんどありません。意外とGoogle Chromeなどのウェブブラウザが、かなりのメモリ量を消費しますが、メモリが多いとたくさんのタブを開いていてもパソコンが重くなることがありません。リモート需要も下がってきてパソコンがどんどん安くなっていますので、2024年はメモリ16GB、SSD500GB以上を狙いましょう。

今後を見据えるとメモリが16GBのスペックのパソコンを購入するのがオススメです

今後を見据えるとメモリが16GBのパソコンを購入するのがオススメです

実はパソコンの進化に合わせて、OSやソフトウェアも進化しています。20年ほど前Windows XPの時代には256MB(メガバイトです!)でオフィスが動いていたのです。これからパソコンが進化していくことを考えると、快適に動作するための条件は徐々にですが上がっていきます。今は8GBでまあまああ動いているオフィスも、3年後には重くなっている可能性が非常に高いのです。Windows11世代になり、実際に16GBあってよかったと思う機会は増えてきています。ですので、将来を見据えたら、当ブログでは16GBのパソコンを推奨します。保存容量に関しては後から外付けUSBで追加もできますが、メモリは後から追加はできないことが多いので注意しましょう。

購入時に絶対にやってはいけないこと。低い性能のパソコンを、逆に高く買うこと。

今回は、パソコンの性能と、お値段のお話をしました。参考になれば幸いですが、この情報を元に週末に家電量販店に行こうと思っていませんか?大変言いにくいのですが、それは間違いです。家電量販店では、希望する性能のパソコンは、希望する金額で買えることは、ほとんどないでしょう。ほとんどの場合、店舗では、今回お話した性能よりも低い性能のパソコンが、今回お話した値段よりも高い値段で売っています。実は、今はパソコンの購入は直販の時代なのです。また、見合った金額で購入できるメーカーはそんなに多くはありません。もし、7万円前後で性能の良いパソコンを購入したい場合は、Lenovo、デル、HPなどの世界シェアの大きいメーカーのパソコンをネットの直販で買いましょう。絶対に国産のパソコンを買ってはいけません。これも大変言いにくいのですが、国産メーカーのパソコンは値段が高くて性能が低いです。また、国産と言いつつ、ほとんどのメーカーは外資の子会社になっており、ブランド名だけが残っている状態です。(例えば、NEC・富士通はLenovoの子会社です。)現在国産のメーカーはパナソニックとvaioだけです。(マウス、ドスパラなどのBTOは除きます。)パナソニックのレッツノートや、元ソニーのvaio社はとても良いパソコンを作っていますが、高級で軽量なモバイルノートに力を入れており、10万円以下では買えないでしょう。軽くて性能が良いこれらのメーカーのノートパソコンは20万円くらいからです。
もし家電量販店のポイントがあり、どうしてもそれを有効活用したい場合には、台湾のASUSはオススメです。6万円台はなかなか無いですが、店舗にしては比較的リーズナブルに9万円弱くらいの金額から買えるでしょう。

まとめ(ワード・エクセル用パソコンに必要なスペック)

新規パソコンを購入の際のスペックは、メモリ16GB、SSD500GB以上を狙いましょう。予算がない場合は最低限でもメモリ8GB、SSD256GBは確保しましょう。ワード・エクセルはぎりぎり動きます。全く動かないということはないです。ただし、2024年時点で快適に使用するにはメモリ16GB、SSD500GB以上のノートパソコンが必須です。6万円台から狙えます。最近はGoogle Chromeなどのブラウザがメモリ容量を使用します。ワード・エクセル+快適なブラウジングにはメモリ16GB、SSD500GBのパソコンをオススメします。メモリ8GBのパソコンは今はよくても、数年後には厳しくなっているかもしれません。そして、購入の際は、海外のメーカーのパソコンを直販で買いましょう。店舗で購入すると、今回紹介した金額では買えないでしょう。10万円以上出さないと、メモリ16GB、SSD500GB以上はなかなかないと思います。国産メーカーの中でも、性能が低いパソコンを見合わない値段で買うことは絶対にやめましょう。ノートパソコンに15万円、20万円以上出せる場合は、国産も視野に入ってきます。

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